奇才・天才・ミュージシャン
時代を関係なく魅了するミュージックビデオを提供してきたミュージシャンはたくさんいるが、その中で一際インパクトが強く後世にも引き継がれる作品を世に送り出した人はどれだけいただろうか?岡崎体育は間違いなく音楽界のパイオニアであり、歴史に名を刻む人であろう。
一瞬新しい芸人かとおもわせるような芸名、決してイケメンとはいえないゆるいルックス、ふざけているかと思いきや実はメッセージ性の高い歌詞、作り込まれた音源。オリジナリティあふれる上に、格好いいと思わせてなんぼのミュージシャンの中で、格好よくしようとしてないのに何故か格好いいという人材は希少だ。
バリバリのハードロック調の曲に乗せてふざけた歌詞、音楽を楽しもうとしているのに何故か笑ってしまう。思わず何度も見返してしまう彼のMVは中毒性あり。よく聞くような大量生産されている音楽に対して皮肉とも取れる歌詞は一種攻撃的とも取れるようなものの、キャッチーなメロディーに合わせていてとげがない。かと思うとその反面、心にぐっと来るような曲を書いたり二面性もある。とにかく彼は語彙力が高い!薄っぺらい恋愛を鬱陶しいと感じさせるような歌詞を書いているミュージシャンたちと比べて深みがある。時には笑わせ、時には心を染みさせるそんな2つの顔をもつ音楽をつくる器用な彼は奇才であり天才としかいいようがない。