ヤンキー君とメガネちゃん

ヤンキー君とメガネちゃん

『ヤンキー君とメガネちゃん』とは、吉河美希が『週刊少年マガジン』(講談社)で連載していた漫画作品、およびそれを原作としたメディアミックス作品である。
現ヤンキーの品川大地と、元ヤンキーである学級委員の足立花は同じクラス。花はヤンキーであった過去を隠して真面目に生きていたが、ある日、不良に絡まれたことをきっかけに、元ヤンキーであることが品川にバレてしまう。この件をきっかけに2人は関わりを持つこととなり、やがて他の友人たちとともに生徒会役員として、学校や生徒が抱える問題にぶつかっていくことになる。
本作は2010年4月にTBS系の金曜ドラマ枠で実写ドラマ化された。品川大地は成宮寛貴が、足立花は仲里依紗が演じている。

kokubu888のレビュー・評価・感想

ヤンキー君とメガネちゃん
9

「ヤンキー君とメガネちゃん」の高校生活

「ヤンキー君とメガネちゃん」という漫画は、みつあみメガネの一見真面目そうな女の子・足立花と、地元で名の知れたヤンキー・品川大地の2人の高校生活3年間を描いた物語です。

実は元ヤンキーで超おバカな花の言動に1巻から笑わされまくりました。花が暴走するたびに品川がフォローに入ったり、ツッコミしたりと花に振り回されるところが面白いです。
段々と仲間が増えて体育祭や文化祭に本気で取り組む姿や楽しそうに過ごすシーンがたくさんあって、自分もこんな高校生活が送りたかった!と思うほどです。
学生の頃の思い出はいつまでも色あせないものだと思うのでこれを読みながら自分の学生時代を振り返るという読み方もよいと思います。出てくる登場人物は表情豊かでイラストも可愛らしいです。思わず笑ってしまうシーンが多いので、ギャグマンガだと思って気楽に読み進めていたら、最終巻では泣いてしまいました。
この漫画が終わるということは、花と品川の高校生活が終わるということ。全23巻で彼らが経験したたくさんの出来事が思い出されて寂しくなってしまいました。最後にこんなに感動させるシーンがあるのは1巻を読んだ時には想像もできませんでした。いい意味で期待を裏切られました。これからも大事にし続けたい素敵な作品です。