昔ながらの鬼太郎を想像しているといい意味で裏切られる
ゲゲゲの鬼太郎アニメ化50周年記念という事で制作された第6期。
昔ながらの鬼太郎を想像しているといい意味で裏切られます。まず、キャスティングから見るとメインの鬼太郎は沢城みゆきさんが担当しており、鬼太郎の声にマッチングし奥深さを出しています。また、目玉おやじはドラゴンボールの孫悟空役で有名な野沢雅子さんが演じられており、大御所の起用に誰もが驚きます。さらにシリーズ通して登場している猫娘が現代風にアレンジされて、等身が高くクールな印象で美しい。え?これが本当にあの猫娘なの?嘘でしょう?となります。
登場人物だけでも驚きが多いのにさらにストーリーでも度肝を抜かされます。序盤のうちは現代風にアレンジされた因果応報の話から始まり、やがて日本妖怪と西洋妖怪の対立へと急展開します。そこで出会った魔女の少女も猫娘同様、現代の萌えポイントを集約した感じに。妖怪たちの対立に決着がつくとまた因果応報系の話に戻ります。その中でも特に異彩を放っているのが鬼太郎が女の子の気持ちを分かるようにと目玉おやじ監修のもと恋愛ゲームを徹夜でゲームしちゃうという話。その回は私の周りでもすごく話題になりました。
話の内容も面白いのですがOPとEDに氷川きよしさんが担当しており、一時期EDだった「見えんけれども おるんだよ」という曲が妖怪の特徴を軽快なリズムで歌っており、一度聞くと耳に残るし思わず口ずさんでしまいます。今までの鬼太郎と思ってみていると色んなところで面を食らうので興味を持たれた方はぜひ見てください。