盾の勇者の成り上がり / The Rising of the Shield Hero

盾の勇者の成り上がり / The Rising of the Shield Hero

『盾の勇者の成り上がり』とは、アネコユサギによるライトノベルおよびそれを基にした漫画、アニメ作品。異世界に召喚された大学生・岩谷尚文が「盾の勇者」として数々の試練に立ち向かい、仲間と共に成長する物語だ。原作は「小説家になろう」で連載後、書籍化された。漫画版は『月刊コミックフラッパー』で連載され、ビジュアル面での評価も高い。アニメは2019年に第1期が放送され、迫力ある映像で多くのファンを魅了した。

kazub1b5のレビュー・評価・感想

盾の勇者の成り上がり / The Rising of the Shield Hero
8

1話目2話目の衝撃がすごい。

正直最初の方は見ていると病んでしまいそうになります。さらに言うなら、もう見ているこっちが人間不信になってもおかしくないぐらい最初のほうは見ててつらいです。そもそもこのアニメは、俗に言う異世界転生モノというジャンルであり、ただでさえ慣れない環境に置かれる主人公が周りに騙され利用されてボロボロにされていきます。
主人公は戦うすべを持たない盾の勇者として異世界転生を果たすのですが、他にも槍の勇者、剣の勇者、弓の勇者の合計4人が勇者として転生されます。この中で盾の勇者だけは扱いがとてもひどく、他の勇者たちは仲間を与えられたのですが、盾の勇者だけだれも仲間を与えられず苦しい状況に置かれてしまいす。そこである女性が盾の勇者を哀れんで仲間になるのですが、その女性は盾の勇者を利用して陥れどん底まで叩き落します。そんなどん底まで叩き落とされた盾の勇者が信頼できる仲間を得て、自分の心の葛藤に苦悩し、それでも這いつくばって生きていくといった内容になっています。
ここまで主人公が苦しめられるアニメはなかなかないと思います。ただその中に深い面白さがあり作品にずるずると引きづり込まれていくとても面白い作品だと思います。後半からは信頼できる仲間もでき、ストーリー的な病みが少し和らいで見てても苦しくならないようなアニメです。