これも青春のうちの1つかな
主人公である比企谷八幡と、その周りの人達によって成り立つ青春学園系の物語。
青春とは言っても淡く儚いだけではない!比企谷八幡の独特な価値観により、学園生活の中で起こる問題を解決していくというのが表の話ではあるが、主人公含め、登場人物それぞれに様々な問題というか欠点というか悩みがある。高校生ならではと思えるような軽いものから、「確かにこれは答えれない」というように大人でもなかなか正解を出すことができない悩みを持つ者もいる。
登場キャラクターそれぞれにしっかりと個性があり、みんなが結局は良いやつで終わるのではなく、このキャラのここは良いけどここは悪いところというように実際の高校生のような良さと悪さを兼ね備えたキャラが多く揃っている。登場キャラの由比ヶ浜や雪ノ下との主人公のやりとりも見所で、なかなかお互いが相入れようとするがすれ違い、重なり合ったり、仲の良い関係が潰れそうになったりとみているこっちもハラハラする場面が数多く存在する。
個人的に1番気に入っているのは主人公である比企谷八幡の名言である。アニメの中で時折納得させられるひねくれ言葉がいくつか出てくるので、これも楽しみである。比企谷八幡曰く「『人という字は人と人とが支え合って。』とか言ってますけど、片方寄りかかってんじゃないすか?誰か犠牲になる事を容認してるのが、『人』って概念だと思うんですよね。」といったようなことを言う人物である。