何者

何者

『何者』(なにもの)とは、2012年11月に発表された朝井リョウによる小説、およびそれを原作としたメディアミックス作品。小説は第148回直木三十五賞受賞作である。
主要登場人物は、二宮拓人、神谷光太郎、田名部瑞月、小早川理香、宮本隆良の5人。大学生の彼らは、それぞれの悩みを抱えながら就職活動に励む。
実写映画ではこの5人の大学生を、佐藤健、菅田将暉、有村架純、二階堂ふみ、岡田将生という錚々たるメンバーが演じた。

elのレビュー・評価・感想

何者
5

普通です。

全ての登場人物が(無自覚ながら)闇を抱えていて、そのどれかにはきっと共感してまうはずです。だけど、あまり大きな声で「これ分かる!私も!」とは言いたくない…(笑)
自宅でみましたが、演劇シーンは音が大きいのにその他のセリフの声は小さくて、音量の上げ下げに追われました。宣伝見た時、ちょっとスリル要素(登場人物の感情面で)があるのかなって感じたのですが、そういうのでは全然なかったです。笑
就活ドキュメント風?
小説原作読まないので、わかりませんが原作はもっと面白いんでしょうか。
「桐島部活…」も原作は面白いのかなぁ?って思ったから、どうなんだろ。
なんで、皆で就職対策するの?ってこの映画の基本設定をもう疑問に思っちゃったからダメなんだろうなぁ。笑う~リアルな就活活動を見せられると高校時代の自分の就活と被せて見えるから拓人たちの心境はよく分かる。会社に入社するか自分で立ち上げるか……どちらの選択も厳しいけど、他の仲間が内定貰うと自分も早くしないと焦るよな…終盤での拓人の裏アカウント暴露のシーンは驚いた。あのシーンのスマホいじってた時は裏のほうに書き込みしてたのね~就活失敗するごとに掃き溜め口に裏アカを使い自分の腹黒さが増していったのか。SNSは基本的に仕事友達関係の人には知らせないのは鉄則だぞ!拓人の場合は人間関係修復するのは厳しいかも……山も谷もなく単調に進んでいくストーリーで、確かに今の時代有りがちな出来事かもしれないけど、そこから何を伝えたかったのかわからない。
主人公も大して最後変わったように思えなかったし。
キャストや曲だけ豪華にしちゃった分、脚本のショボさが顕著になった気がする。
プライムで見たけど、借りて見なくてよかった。