熱き漢の物語
天元突破グレンラガンは、グレンラガンというガンメン(ガンダムでいうところのモビルスーツ)に乗って敵と戦うロボットアニメです。監督は今石洋之監督、脚本は中島かずき先生というトリガーの旗揚げ作品「キルラキル」の名コンビです。ぜひ事前情報なしで本編を見ていただきたいのでネタバレをせずかつ、ざっくりとレビューを書かせていただきます。
この作品を一言で表すならば「熱い」に尽きると思います。主人公である穴掘りシモンという少年と、その兄貴分カミナを中心として物語がスタートするのですが、最初から最後までクライマックス。
テレビシリーズ全24話を概ね8話ずつに分けた全4部で構成されており、第1部、第2部が少年編、第3部、第4部が青年編となっています。
少年編はシモンの精神的な成長を中心として描かれているのですが、このシモンの成長につながるおおきな出来事がいきなり第1部という序盤でやってきます。当時、友達に勧められDVDをレンタルしたのですが、「まずは3巻くらい」と軽い気持ちで借りた次の日には残り全巻を借りに行き、2日後にはラストシーンに涙を流している自分がそこにはいました。
テレビシリーズ全24話という決して短くないお話なのですが、いわゆる無駄な回というものがほとんどなく、王道のストーリーにもかかわらず、最後まで視聴者を飽きさせることなくラストまで駆け抜けていく作品でした。
王道を行く作品に相応しく可愛いヒロインも登場します。気の強いお色気担当のヨーコと、お姫様のニアという二人のヒロインです。二人ともストーリーにがっつり絡んできますし、二人共とてもかわいいです。ただ、タイトルでも触れたとおり、これは熱い漢の物語。「漢の義務教育」に相応しい作品ですのでぜひ一度視聴してみてください。きっと私のように夢中になること間違いなしと思います。