名探偵コナン 業火の向日葵

名探偵コナン 業火の向日葵

『名探偵コナン 業火の向日葵』(めいたんていコナン ごうかのひまわり)とは、2015年4月に公開されたアニメ映画作品。劇場版『名探偵コナン』シリーズの19作品目にあたる。監督は『異次元の狙撃手』から引き続き、静野孔文が担当。脚本は『絶海の探偵』以来、2年ぶりに櫻井武晴が担当した。
ゴッホの作品「ひまわり」がオークションに出品され、それを鈴木次郎吉が3億ドルで落札した。次郎吉は、ゴッホの7枚の「ひまわり」を集め、展示会を開催するつもりだという。そんな中、怪盗キッドから予告状が届く。
本作のタイトルの漢字には、カタカナの当て字が当てられていない。このパターンは、劇場版シリーズ第4作『瞳の中の暗殺者』以来、15年ぶりのことだった。

maiyas0118のレビュー・評価・感想

名探偵コナン 業火の向日葵
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大切な想い出を守る物語

アニメーション映画「名探偵コナン 業火の向日葵」は、主人公の男の子・コナンくんが、『ひまわり』の絵を守るために集まった七人の侍と呼ばれる人達と一緒に、美術館に展示される七枚の『ひまわり』の絵を、怪盗キッドから守る物語です。
『ひまわり』を守る姿を描いたシーンでは、ハラハラドキドキたシーンが多く、全ての絵が無事に守られた時のシーンは、すごくホッとします。
この映画では、大切な人への大切な想いを描いたシーンが多く、どのシーンも、切なくて、涙があふれそうになります。
切ないけれど、おすすめの場面は、怪盗キッドをいつも支えて見守っているおじいさんの若いころのシーンです。
大切な人を思い出しながら『ひまわり』の絵を見るおばあさんの姿を見て、涙を流すおじいさんの切なくて優しいシーンは、大切な人を大切に想う姿を強く描いていて、とても素敵だなぁと思いました。
そして、そのおじいさんの想いを、今回の映画の犯人から守ろうとする怪盗キッドの姿も、とてもかっこ良いなぁと思いました。
大切な人を見守る姿と、大切な人との大切な思い出を守ろうとする姿がたくさん描かれたシーンは、どれもとても素敵で、心が温まるものばかりです。
とっても素敵な映画です。