ファイナルファンタジーVII / FINAL FANTASY VII / FFVII / FF7

ファイナルファンタジーVII / FINAL FANTASY VII / FFVII / FF7

『ファイナルファンタジーVII』は、スクウェア(後のスクウェア・エニックス)が1997年に発売したゲーム。人気作の『ファイナルファンタジー』シリーズの第7作目にあたる。プレイステーションで発売された初めての『ファイナルファンタジー』作品であり、リメイク版やスピンオフ作品などが多数発売され、長期間にわたり根強い人気を誇っている。
バトルシステムでは、「マテリアシステム」を採用しており、これはこの作品のストーリーにも深くかかわっている。主人公のクラウドは神羅カンパニーが雇う兵士のエリート部隊「ソルジャー」としてかつて活躍していた。しかし、ある事件をきっかけに神羅を脱退。アバランチの雇われ助っ人として働くところからストーリーは始まる。バレット、ティファ、エアリス、レッド13、シド、ユフィ、ケット・シーなど個性豊かな仲間キャラクターとともにセフィロスから星を守るために旅を続けることになる。物語は後半まで最終的な謎が明かされず、目が離せない展開となり、自然環境も考えさせられる内容となっている。

miruku04のレビュー・評価・感想

ファイナルファンタジーVII / FINAL FANTASY VII / FFVII / FF7
10

ロープレの珠玉

この作品はPS(無印)時代にリリースされたため、どんどんとキレイになっていくグラフィックを伴った現存ゲームに比べれば、ヴィジュアル面では劣るかもしれない。けれど、90年代にあれだけの画像が作れたことや、色彩の多彩には本当に脱帽する。それに、音楽がまた素晴らしい。戦闘時の音楽はさることながら、ラスボスがテーマソングを持っているなんて、あれが初めてではないだろうか。しかもラスボスが美形で、どこかぶっ飛んでいることをあわせて考えると、本当にあの音楽は素晴らしい。
ラスボスのことから触れたが、他にもキャラクターたちが皆魅力的なのだ。どこか冷めた主人公や、星のために命を失うこともいとわない女性。他にもたくさん主要なキャラクターがいるのだが、その誰もが魅力的で、かつ、深いものを抱えている。チームではない、敵キャラクターですら、皆が皆、魅力的なのだ。それらに触れながらも、話は進んでいくため、シナリオがまた素晴らしい。
あれほど引き込まれたゲームはなかなかないといってもいい。様々な話を盛り込んでいるにもかかわらず、それでもそれらを上手にまとめ上げ、感動のラストまで持って行っている。ロールプレイングゲームが好きならば、一度はやってほしい作品。