自由度の高い原作ゲームを掘り下げた、重厚な解釈の一つ
人気ゲームである刀剣乱舞をアニメ化した作品のうちの一つです。「刀剣乱舞花丸」が本丸の日常を切り取ったキャラクターものなのに対し、こちらはがっつりとストーリーをつけ、ゲームの目的である「歴史を守ること」にフォーカスしています。
元の主が死ぬ歴史を守らねばならないのはなぜか、という、原作ゲームでもふわっと触れられているジレンマに特に焦点が当たり、思い悩む刀剣男士の姿を見て一緒にナーバスになれるのは「活撃」の特徴だと思います。
また、原作ゲームではふわっとしている「歴史を守るためにどのように戦っているか」「各時代へどのようにタイムスリップするか」というものを明確に表現されていて、ゲームをプレイする際の想像(妄想?)の一助になりました。
劇場版につなげるためか、歴史についてはところどころ意味深なセリフがあり、その謎が明らかにされることはありませんでしたので、劇場版への期待が高まります。
余談ですが、原作がニトロプラス、アニメーション制作がufotableという、何かと気が滅入るFate/zeroと同じスタッフ陣なので、誰か折れてしまうのではないだろうかと毎週ハラハラしながら見られるのもメリットといえばメリットだったと思います(笑)その点は、誰がどうなった、とは言いませんが、ひとまず大丈夫、とだけ申しておきます。推しが折れるのは無理!という人は安心してご覧ください。