超名作!誰が読んでも面白いです!
絶対に成功しないと言われていたバスケ漫画で、初めて大成功した作品がスラムダンクです。
この作品の特徴は各キャラクターの個性と、それぞれの心理表現の豊かさです。例えば三井が「バスケがしたいです…」はと言うシーンは有名ですが、これは三井がいかにバスケを嫌っていたかを前のシーンで目いっぱい表現していたので、涙を流しながらバスケをしたいという三井に感動するのです。挫折からの立ち直りの表現の仕方がとても上手なんです。
他にも、決勝リーグの湘北vs陵南では小暮のシーンに感動した人は多いと思います。小暮は決して目立つ選手ではなく、常に主人公桜木や、キャプテンのゴリをベンチから応援しているイメージが強いです。3年生である小暮がこの決勝戦に負けると引退になってしまい、ゴリとともに目指していた全国という夢が断たれてしまいます。試合終盤に湘北が1点リードで、もう1ゴール欲しいところでした。ここで敵チーム監督の田岡は、小暮のマークを薄くし、ゴリや流川を徹底マークすることにしましたが、これが失敗。敵のゴール下で主人公桜木がボールをカットし、これをマークがついていない小暮にパス。小暮の3Pシュートは綺麗な半円を描き、決まりました。これが決め手となり、湘北が勝利を収めました。試合終了後、田岡がこんなことを言いました。「あいつも3年間頑張ってきた男なんだ。侮ってはいけなかった」部活をやっている人間なんてスタメンより補欠の方が多いです。小暮の3Pシュートは、そんな補欠の人たちに強い勇気を与えてくれます。スラムダンクには他にも名シーンがいっぱいあります。ぜひ一度読んでみてください!