為にしかならない(笑)
アニメでハマって漫画を読んだのですが、アニメで極端に変更された点は少なく感じました。しかし、漫画のほうがこぼれ話というか、ミニ情報などがあるので、オススメです。
まず、地獄というテーマ設定が面白いです。あと、本当にこんなこと怒ってそうだなと思える鬼対ももたろう…一寸じゃない元一寸法師…(笑)地獄という想像しかできない世界なので、どんな突拍子のないことも、「確かにありそう~」と思えるので、変にファンタジー色が強くないので読みやすいです。
仏教に基づいて日本神話などから話を構成されているので、日本文化の知識を無理なく学べるという点で非常に優れていると思います。学生時代に読んでいれば、もっと古典や社会の時間が楽しかっただろうに…。今では図書館に通うほど面白いなと思えます。
特に同じような名前が多い日本神話は誰が誰だかわからなくなりますが、鬼灯のキャラを思い出しながら読むと整理されて分かるようになるんですよね。また、地獄は仏教・神道など日本古来からの思想に基づいた考え方なので、ふらっと立ち寄った神社の解説なんかも知っている名前が多いので楽しく読むことができます。読むと為にしかならない素敵な漫画です。しかも面白い!