映画 ビリギャル

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映画 ビリギャル
9

一番泣いた映画かもしれない

本でも売られているので知っている人が多いと思うが、JKが慶應行くために勉強頑張るぜって話。受験勉強に力を注いだ経験がある人はめちゃめちゃ共感できる内容だと思う。私自身、テレビや映画ではあまり泣かないが、この映画では結構泣いていた。自然とぽたぽたと流れてくるのでぼやけて画面が見えなくなった。受験という自分との闘いに懸命に取り組む姿にグッと来てしまう。そして母親役の吉田羊も素晴らしい母親役の演技をしていた。あの影ながら応援していく姿勢には心を打たれる。

この映画は単なる受験サクセスストーリではなく、何か一つの事に懸命に向き合う(今回は受験勉強だが)一人の女子高生とその周りとの繋がりの話である。だから家族のシーンも結構でてくるし、そこが良かったりもする。ネットでビリギャルの女の子は実はそこまで落ちこぼれではなかったというような話が出てくるが、そんなものどうでもいいと思う。一人の人間が人生をかけて頑張る姿が描かれているからそれを観てほしい。そしてシンプルなストーリーになっているからこそ頭をひねることなく素直に見られた気がした。
あと主演、有村架純に関して。本当に良かった。好きになる。ミーハー臭が全然ない。顔はやっぱり整っているしかわいいと思うのだが、普通に演技が上手くて惚れる。ということで有村架純が気になる人でも、学生時代に受験勉強などに打ち込んできた人でもぜひともビリギャルを観てほしい。お勧めする。JKが主演だが、現役の高校生よりも受験を終えている大学生以降(特に大学生かな)の人の方がグッとくると思う。