ゴブリンの殲滅を誓うダークヒーロー
とある世界、ヒロインである『女神官』を含む4人の新人冒険者パーティーは、最初のクエストとしてギルドからゴブリン退治を請け負う。
ゴブリンと呼ばれる、世界でも最弱クラスと言われるモンスター相手である事に、不満はあれど冒険者デビューに向け意気軒昂に進む4人。誰もが揺るぎない勝利を確信した最初の冒険だったが、それは彼らにとって悪夢の始まりだった。
数々のトラップ、数の暴力にさらされ、実力も発揮できずに倒れていくメンバー達、そんな追い詰められた女神官を助けたのは、辺境で『ゴブリンスレイヤー』と異名される、一人の冒険者だった……。
RPGに有りがちな華々しい英雄の物語では無く、あくまでも外道と呼んで差支えないゴブリン達を、時にそれ以上の外道な手段で屠るゴブリンスレイヤーと呼ばれる英雄を中心とした物語であり、アニメ、マンガ共に最初から問答無用でショッキングな描写が散見される。特に雌が生まれてこないゴブリン達は若い女を最初狙う習性があり、敗北した女性が問答無用で凌辱されるような凄惨な場面すら散見される。それは知らず知らずに『ゴブリン殺すべし』というゴブリンスレイヤーの考えに、読者・視聴者が同調し、此方を見下していたゴブリン達を屠った時は、思わずカタルシスすら感じてしまう程。
ただ、上記の通り凄惨な描写も多く、万人受けは難しいと言わざるを得ない。ダークヒーロー好きや上記のような描写にも耐えられる人にはおススメ。