志の大きさ×努力=夢に近くということ
この漫画では、宮城県在住の男子高校生で主人公の大(だい)が世界一のジャズミュージシャンを目指して、日々サックスの練習に取り組んでいるところから始まる。
当初は講師もおらず、独学でサックスを練習していたため、技術的には問題を多く抱えているものの、練習量や持って生まれた肺活量などから非常に迫力のある音を出すことができ、その圧倒的な音質は周りの人間を魅了していく。
時にはピアノやボーカル等とのセッションでうまく周囲と合わせて演奏することができず、挫折を味わることもあるが、持ち前の明るさや世界一のジャズマンを目指すという志の高さから、こうした失敗を糧にして様々な壁を乗り越えて行くことになる。
こうしたストーリーから個人的に感じることは、人が何か新しいことにチャレンジする時には、最初は必ず初心者から始まるものであるが、その道の目標を高く設定し、必ずそのハードルを乗り越えて行くと決意することによって、目標達成に近くことができることが多いように思う。
周囲の評価や意見に耳を傾けることは非常に重要である一方で、例えば、周りが世界一のジャズマンにはなれないと大に言うシーンでは、彼は自分自身を信頼するために「世界一のジャズマンに俺はなる」と何度も繰り返して言うシーンは特に印象に残っているとともに、自分が信じないことは必ず実現しないし、自分ができると信じたことはその実現に向かった少しずつでも近づいて行くことになると考えています。