素晴らしい歌とドラマチックな恋愛ドラマ
この映画『ムーランルージュ』はとてもロマンチックで、歌と音楽踊りが満載のミュージカル映画です。
ユアンマクレガー演じる主人公は貧乏な作家。愛についての小説を書くことを夢見てタイプライター一台持ってパリにやってきた青年。その青年がやってきたボロアパートで、突然意識を失って眠ってしまうという病を抱えた役者の代わりを演じることとなる。
主人公の青年は、すぐにミュージカル作家としての才能を発揮し、ムーランルージュという娼館でミュージカルを作ることとなる。主人公の青年がそのムーランルージュで出会ったのが、ニコールキッドマン演じるサティーンという高級娼婦。いつかムーランルージュから出て本物の女優となることを夢見てくすぶっている美しい女性。
主人公の青年は、一目でサティーンに恋をする。そして主人公の青年とサティーンをめぐるドラマチックな恋愛物語が始まる。
この映画の見どころは、随所にちりばめられた歌、音楽と踊り。主人公二人だけでなく、脇役、端役の娼婦たちも皆個性的な衣装とメイクで美しく、主人公がボロアパートで出会って芸術家仲間となる男性の脇役たちも輝いている。歌の楽曲は、「サウンドオブミュージック」を始めとするどこか聞き覚えのある親しみを持てる音楽。主役二人のドラマチックな恋愛だけでなく脇役や群舞のダンスまで楽しめる映画だ。