Angel Beats! / エンジェル ビーツ

Angel Beats! / エンジェル ビーツ

『Angel Beats!』とは、Key所属のシナリオライター「麻枝准」が原作・脚本を手掛けたオリジナルアニメ作品である。全13話で、2010年にTBS系で放送された。
死後の世界の学園を舞台とし、「人生」をテーマとした青春アニメ。
テストや球技大会などの日常的な学園生活、銃火器や刀剣を用いた戦いを描く非日常な生活、登場人物の送った生前の理不尽な人生、この3つを柱にストーリーが展開されていく。

voice0215のレビュー・評価・感想

Angel Beats! / エンジェル ビーツ
7

主人公の名前に伏線があった

後半になっていくに連れ面白くなるアニメです。
若くして死んでしまった若者達が、死後の世界で、学校に集められ真面目に学校生活を送ると消えて(成仏して)しまうという世界観のもと、消えないために、なぜか学校の生徒の食券を巨大な扇風機で吹き飛ばしたり、ものすごく強い天使と呼ばれるヒロインと登場人物たちが戦ったりします。主人公に関してはアニメの第1話で速攻で死にます(死後の世界なので死んでも時間が経てば生き返ります)。そんな中、真面目に学校生活を送っているわけでもないのに、主人公の仲間の1人が消えてしまいます。その辺りからこの世界の謎や、この世界に集められた登場人物の共通点などが次々に明らかになっていきます。
特に記憶喪失の主人公が死んだ理由や、ヒロインと主人公の関係については驚かされました。そして、主人公の名前に伏線を仕掛けていたと気づいた時には、作者にやられたなと感じました。このアニメは基本的に主人公達がバカだなと思うような(実際バカなのですが)ことをしたり、その中でもシリアスな場面や感動するシーンもあり、とても面白かったです。私の場合は声を上げて、思わず笑ってしまうような場面もありました。ただ、戦闘シーンが雑すぎだなと感じるところがあり、この評価にしました。