捻くれ者のエクソシスト
死期が近い、エクソシストを生業として生きている主人公のジョンがいい人なのか、悪い人なのか、捻くれ者なのか、理解するまで少しだけ時間がかかりました。結果は、捻くれ者のいい人でした。あんまりエクソシスト系の映画って観ないんですけど、主演が大好きなキアヌリーブスだったのもあり、鑑賞する事に決めました。
アメコミの実写っていうこともあり、背景もわかりやすく、とても単純で比較的ホラー映画が苦手な人でも観やすい作品かと思いました。エクソシストがいて、若い助手がいて、悪魔退治に協力してくれる仲間たちがいて、助けを求めてくる美女がいて。悪魔たちのクリーチャーのクオリティーも観ていて飽きませんでした。ストーリーも、中だるみすることなく一気に観れたし、それもこれもやっぱりキアヌリーブスのかっこよさも一役買ってるのかなと。後半には、サタンの息子が天使の力を借りて地上に降りてくるという事実がわかり、それを阻止するために、若い助手が命を落としたり、仲間たちも一足先に狙われて殺されてしまったりとジョンの周りで色々な大切な人がいなくなってしまいます。特に助手が命を落としてしまうシーンはホッと一息ついてからの急な出来事だったので、ビックリと悲しみとで涙しました。ラストシーンもとても余韻が残る本当に素晴らしい映画です。