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スティーブン・キング原作の安定ホラー作品
吃音のあるビルは、弟のジョージーに紙の船を作ってやります。ジョージーは、雨の降る中外に出て船を流します。船は側溝に流れ込み、ペニー・ワイズと名乗るピエロに腕を噛まれ引きずり込まれます。
それから9ヶ月後、ビルと仲間たちリッチー、スタン、エディと学校に行きますが、不良のヘンリーたちにイジメの標的にされています。転校生のベンは友達がおらずやはりイジメの対象です。ベバリーは女子にイジメられており、父親から虐待を受けています。牧場の手伝いをしているマイクは、黒人だからという理由だけで、イジメのターゲットです。
彼らは知り合い、皆それぞれピエロを見ている事を知ります。まだジョージーは生きていると信じるビルは、仲間たちと下水道探索に出かけます。本が大好きで知識のあるベンが加わったことで、地下下水道はある廃墟の井戸に繋がっている事を知ります。「それ」を倒したいと思っているのは、ビルとベバリーだけです。そのベバリーがペニー・ワイズに拐われ、仲間たちは揃って救出に向かいます。
ホラー作品であると同時に、「スタンド・バイ・ミー」のような子供時代の夏の思い出、大人への通過儀礼も描いています。最後に「チャプター1」と出る辺り、27年後が描かれた次回作が期待されます。