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老若男女問わず誰でも楽しめる作品
舞台は北海道大学(作品中ではH大)の獣医学部です。
登場人物はそこに通う男子学生のハムテル(公輝)、友人の二階堂、美女だけど変人の院生の菱沼さん、これまた変人の漆原教授、そしてたくさんの動物たち。
まず動物の絵がかなりリアルで可愛く、見ているだけで癒やされます。
ハムテルが飼っているシベリアンハスキーのチョビが本当に可愛いです。
それから登場人物たちがとにかく個性的で、みんな変人で、キャラ同士のやりとりも何だか面白いです。
また、作者がかなりしっかり取材したことが感じられる、リアルな大学生活が描かれています。
ストーリーは穏やかに淡々と進む感じなので、ハラハラドキドキという展開はほぼありません。
ですがそこが、この作品(作者)独特の雰囲気を醸し出していて良いと思います。
ドラマチックな展開はありませんが、毎回、きちんと話にオチがついていて、クスッと笑えます。
読み応えはあまりないかもしれませんが、ついつい次の話を読みたくなり、気づけば全巻読んじゃう、そんな漫画です。
全巻で12巻しかないので、個人的にはもう少しいろんな話を読みたかったなぁと思います。