自分に勇気を与えてくれる物語
魔法が使えるのが当たり前の世界で、魔法が使えない主人公が特殊な特技を持つことになります。
そして、挫けそうになりながらも、自分を信じて行動することで仲間が主人公の魔法が使えないけど努力して成長していく様子を見て仲間を少しずつ増やしていき、難敵と一緒に戦っていきます。
それが、人間は必ず欠点があるが、その欠点を克服し、それを見守っていく様子を他人は必ず見ているのだということを表しているため、とても共感と背中を押して貰える感じがあります。
そして、同じ境遇で過ごした友達が魔法が使え、出来すぎるライバルと出来ない主人公の対比がありますがそれでもライバルが幼少期の出来事で主人公を認めておりその二人がお互いを高めあいお互いが成長していく様子が親友というもののあり方と存在が大切なことだということを教えてくれる、というものもとてもためになる物語の構成になっています。
また、シリアスなバトルシーンもあればコミカルなシーンもあり、それがストーリーに緩急をもたせてありとても読みやすく、読むスピードが早まり次の展開が楽しみになる構成になっています。
人、一人では何も出来ないが、仲間がいることで様々な困難に立ち向かえ戦っていけることを指し示してくれるストーリーがとても楽しめる漫画です。