センスの高いギャグとクライマックスの感動
都内の高校に通う女子高生である後藤ひとりが、ひょんなことからバンドに加入し、活動をしていく中での青春や苦悩、そして成長を描いた、いわゆるきらら作品群の一つの作品である。
主人公である後藤ひとり、通称ぼっちちゃんはいつかは大舞台で活躍するギタリストになることを夢見る少女である。中学生の頃にテレビで見たギタリストに影響を受け、父に借りたギターを手に独学で練習を重ねることで、ネットの世界ではそれなりにファンも存在する技巧派のギタリストに成長する。しかしその性格が極度の引っ込み思案であるが故に学校には友達の一人もおらず、中学3年間ではとうとう1度もステージに上がることは叶わなかった。
そうこうしているうちに高校に進学したひとりだったが、中学の頃と変わらず誰とも会話をしない日々を送る。このままではマズいと思い立ち、クラスメイトにギターを嗜むことを察してもらう事で会話の糸口にしようと、ある日ギターを背負って通学してみるが結果は惨敗。誰にも話しかけられぬまま帰路に着く。
落ち込みながら公園にいたところ、バンドのサポートメンバーを探しているという少女伊地知虹夏に声をかけられ、急遽ライブに出演することに。
その日をきっかけにバンド活動を始めることになるのだが...という内容の物語である。
基本的には人と上手くコミュニケーションの取れないひとりを中心として、家族やバンドメンバーとその関係者との関わりをギャグテイストで描いていく。他人との関わりの中でパニックを起こしたひとりの奇行と変顔が主な見所だが、そんなひとりがバンドメンバーを中心に多くの人と関わりを持つ中で成長していく姿に胸を打たれる場面ももうひとつの見所と言える。特にアニメ1期のクライマックスである文化祭ライブのシーンは必見である。
基本的にはテレビアニメか原作コミックスをチェックすることをオススメするが、主にアニメ1期を2本にまとめた劇場総集編もおすすめである。
また、キャラクターとネーミングや作品のサブタイトルには日本のロックバンドであるASIAN KUNG-FU GENERATIONのメンバーや楽曲が元ネタとして使用されており、アジカンファンならばニヤリとするような小ネタも多く仕込まれている。