進撃の巨人の魅力とは
この作品は別冊少年マガジンにて連載された漫画です。あらすじは巨大な壁の中で暮らしている人類に突如として巨人が壁を破り、襲いに来るという話です。
主人公のエレン・イェーガーは目の前で母親を食い殺されており、巨人に対して深い憎しみを持っています。序盤ではエレンが実は巨人化する力を秘めていたということが明かされその力を使って巨人を駆逐していくのですが、それがこの物語の魅力ではありません。
なぜ巨人が存在するのか、なぜ巨大な壁に囲まれているのか、エレンの巨人の力とは何なのか。その謎は伏線を回収しながら明かされていきます。
また中盤あたりで壁外にも人類が存在するということが明かされ、壁外人類との外交を始めるのですが、エレンたちの住むパラディ島は壁外人類にとっては恐怖の対象であり、エレンたちのことを指す「ユミルの民」は差別される存在であることを知るのです。
ユミルの民は巨人化する能力を持っていますがエレンのように意識を保ちながらできるのではなく、思考力を持たない無垢の巨人になってしまいます。この無垢の巨人は軍事利用され他国にトラウマを植え付けた過去があり、このユミルの民を駆逐しようとするのです。
エレンたちは巨人を駆逐しようとしていたのに巨人の正体は同胞であるユミルの民だったのです。このような複雑な展開も魅力の一つです。ぜひ読んでみてください