規格外、想定外?!アニメ『治癒魔法の間違った使い方』で観た異世界ファンタジーの新潮流!
アニメ『治癒魔法の間違った使い方』は、『小説家になろう(web小説)』で2014年3月から連載中のくろかた氏による『治癒魔法の間違った使い方 〜戦場を駆ける回復要員〜』を原作としている。原作はMF文庫から書籍版が刊行され、第2回ライト文芸新人賞にて佳作を受賞。
『治癒魔法の間違った使い方』は、本作のアニメ版として、2024年冬期(1月〜3月)に放送され話題を呼んだ。
物語は所謂『異世界唱喚ファンタジー』の文法通り、現代の高校生であるウサト・カズキ・スズネが突然現出した魔方陣に囚われ異世界に召喚されるのだが、王道ストーリーはここまでで勇者として呼ばれたのはカズキ・スズネの二人だけであり、主人公ウサトはただの巻き込まれでしかも所有魔法は非戦闘系の『治癒魔法』だったのである!
と、のっけから想定外展開でぐいぐいと引き込まれていくストーリー展開も然る事ながら、特訓や戦闘方法が独特で意外であることも面白い。また、ダメージ反射防具を身に纏う小ボス級の敵との戦闘では、治癒しながらの打撃でダメージ反射を無効化して倒すといった規格外の戦法を披露するなど、兎に角見たことも無い治癒魔法の使い方で観る者を圧倒し、終始ワクワク・ハラハラの展開をしていくのだ。
そして誰もが観た感想として呟くであろう…「何て間違った治癒魔法の使い方なんだ」と!
アニメ1期は好評のうちに最終回を迎え、所謂俺たたエンドで続きを匂わせて終了。
公式の発表は無いが2期を望む声は多く、それもまた人気の裏付けであろう。