ドラクエモンスターズが好きな方なら80〜100点、好きじゃないなら0〜30点
『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』は『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズの第7作です。
ドラゴンクエストモンスターズの本編としては22年ぶりのリリースとなり、多くのファンから待望されていました。
しかし、この作品はゲームとしては面白い一方で、いくつかの欠点が目立ちます。
そのため、10点満点中5点という評価になるでしょう。
詳しく見ていくと以下のような評価となります（全て10点満点評価です）。
ストーリー：5点
ゲームシステム：9点
操作性や快適性：1点
グラフィック：1点
やりこみ要素：5点
これからわかるように、ドラクエモンスターズのシステム自体は非常に魅力的であり、そのために高い評価を受けています。
しかし、ゲーム全体の品質としては非常に低いと言わざるを得ません。
それでは1つずつ見ていきましょう。
●ストーリーについて
ストーリーに関する評価は人によって大きく異なります。一部では「良かった」という声もありますが、「最低のストーリー」という批判も多く見られます。
ストーリーは深掘りするほど粗削りであることがわかり、ムービーの表現にも問題があります。
また、相棒として登場するキャラクターも不評です。
ただし、このゲームにはストーリーを求める人も多くなく、ストーリー自体にあまり価値を見いださないプレイヤーもいます。
●ゲームシステム
モンスターの配合システムは完成度が高く、このシステムが好きなプレイヤーからは高い評価を受けています。
しかし、これまで無料で楽しめていた要素が有料DLCとして提供されるようになったため、10点を与えることはできません。
また、季節というシステムや卵というシステムは、最初は目新しさがあって楽しめますが、やりこむほど邪魔なシステムになってくるのも問題です。
●操作性や快適性
オープンワールド風のシステムが導入されていますが、最適化不足やハードウェアの性能不足による処理落ちが多く見られます。
そのため、快適性は低いと評価されています。
一部のプレイヤーからは、パソコンでのリリースを望む声も上がっているのも納得です。
●グラフィック
他のゲームと比べるとグラフィックが見劣りしますが、ドラクエモンスターズのファンからはそれほど気にされていません。
彼らにとってはゲームプレイの面白さが重要です。
●やりこみ要素
このゲームは魔王さえ仲間にできるほどやりこみ要素が豊富です。
しかし、過去作と比べると仲間にできるモンスターの数が少ないため、一部のプレイヤーからは物足りなさを感じる声もあります。
また、やりこみ要素の一部が有料DLCとして提供されている点も問題視されています。
総評として、『ドラゴンクエストモンスターズ3』はシステムの面白さからオススメできる作品ですが、モンスターの配合システムに特に魅力を感じない場合はお勧めできない作品と言えるでしょう。