壮大なスケールで描かれた感動のラブストーリー
豪華客船タイタニック号沈没から84年。
共に沈み、今もなお海底で眠っているとされるブルーダイヤモンド
【璧洋のハート】
トレジャーハンターはこの璧洋のハートの調査を行っていたが、調査は困難を極めていた。
調査を進める中で、璧洋のハートと思われるペンダントを身に着けた裸体の女性の絵が見つかる。
この事がテレビで流されると、トレジャーハンターに1本の電話がかかってきた。
それはなんと、101歳になった絵のモデルからであった。
調査に加わった絵のモデル、ローズの口から当時の出来事が語られ始める。
1912年イギリス。
その日暮らしの画家志望の青年、ジャックは有り金全てを賭けたポーカーの勝負で、豪華客船タイタニックの乗船チケットを手に入れた。
そのタイタニック号で、母親と婚約者と共に来ていた上流階級の娘ローズと出会う。
政略結婚を嫌がっていたローズ。プライドが高く窮屈な婚約者とは全くタイプの違うジャックに惹かれるまで時間はかからなかった。
ジャックもまたお嬢様として気品があるだけでなく、行動力も兼ね備えた美しいローズに惹かれていく。
身分の違い、結婚をして地位を保ちたい母親。様々な障害にぶつかりながらも二人は幸せな時間を共に過ごしていた。
ところが、運命の4月14日。
氷山と接触したタイタニック号は海へと引きずり込まれてしまう。
不沈船と呼ばれていたタイタニック号。平安だった豪華客船は一気にパニック状態に…。
愛する女性を守り抜いたジャックと、ジャックの愛に応えるように力強く人生を歩んだローズ。
そして意外な場所に隠されていた璧洋のハート。
ラストまで目が離せない作品である。