残酷すぎる世界観と巨人の謎にハマる!
人を食らう巨人のいる世界で暮らす人間のストーリー。
主人公の少年・エレンたちは巨人から身を守るために、高さ50メートルほどの壁で囲まれた町で暮らしている。その巨人たちの謎を解くために、壁の外に出て巨人を操作する「調査兵団」が、巨人の謎を解いていくというストーリー。
主人公エレンも調査兵団の一員である。巨人と人間の戦闘力格差は圧倒的で、一度壁の外に出ると殆どの人間が死んでしまうという世界。この漫画では「主人公と仲の良い人物は死なない」なんていうお約束は通用しない。ストーリーに深く関わって来た愛着のあるキャラクターも、あっけなく1コマで死んでしまう。読み進めている方としては残酷すぎて本当に悲しい気持ちになるが、その残酷さが漫画の中の世界観に入り込めて、主人公たちの未来をつい追いかけたくなってしまう!
また、残酷で重いストーリーではあるが、随所にギャグ要素が入っているのが救い。主人公エレンのことを好きな幼なじみのミカサの愛が重すぎて、本人たちは真剣なのにギャグになっているところは、束の間の休息という感じで見ていてホッとする。
本当に容赦なくキャラクターが死んでしまうので、そういうのが苦手な人には向かないと思うが、ストーリーがしっかりある漫画が読みたい人には心からオススメできる作品!