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運命って実は気づいてないだけで転がってる?
この作品は婚約者のいる2人が出会い、互いが運命の人なのかもしれないという思いが交錯する物語。しっくりときていない婚約者がいる傍ら、意気投合する相手に出会えたとして偶然が重なり合うならきっとそれは運命なのかもしれない。
この作中に出てくる数々の偶然は「もうこれは運命でしょ?」としか言いようがないくらい、多いのだ。運命を信じる人なら是非ともみて欲しい。
この作品が公開されたのが2001年ということもあり、この年代の映画が好きな方にもおすすめな。個人的にサラの本がジョナサンの手に渡るシーンと、ジョナサンの名前が書かれた5ドル札がサラに渡るシーンがロマンチックで素敵だった。
絶対にないだろという非現実感を味わせてくれるのもまた映画の良いところ。舞台がニューヨークのクリスマスなので、クリスマスシーズンに見るのも素敵。
この作品のタイトルは2人が一緒に語り合った偶然という意味のカフェの名前で、内容にゆかりがあり、響きも可愛らしい。
短い間だけど積もる話を心ゆくまで話せる相手が見つかることって、なかなかないのかもしれない。だからこそこういう運命を美化する映画は光り輝くと痛感した。自分もそんな人に出会いたいそう思わせてくれた。