「First Love」だけじゃない!常に世界水準を更新する優れたアーティスト
1998年のデビュー以来、不動の人気を誇るJ-POPの歌姫、宇多田ヒカル。
幅広い世代に愛されるシンガーソングライターなので好きな曲、印象的な曲は人それぞれ異なるかもしれませんが、共通する代表曲のひとつとして「First Love」が挙げられるでしょう。
リリースから四半世紀の月日を重ねても、王道のJ-POPバラードとして歌い継がれる魅力を放っています。
ただ、アメリカ・ニューヨーク生まれの帰国子女、コロンビア大学中退、音楽活動休止中の2012年にイギリス・ロンドンへ移住するなど海外との縁が深く、デビュー曲の「Automatic」から早くもR&Bやネオソウル色をまとうほど世界水準の音楽的才能を発揮しています。
ジャズドラマーのクリス・デイヴや電子音楽家のフローティング・ポインツともコラボしており、ジャズ、ヒップホップ、ハウス、エレクトロニカなどの要素を含むバラエティに富んだ楽曲制作も高評価。
ゲームソフト『KINGDOM HEARTS』シリーズやアニメ映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の主題歌も手がけていることから、世界中のゲームやアニメの愛好家にも人気があります。
それでも、平成の歌姫や愛好家のヒロインの地位に安住するどころか、常に世界最先端の音楽を模索する、優れたアーティストであり続けるところが唯一無二の存在といえるでしょう。