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男同士で旅行をしている感覚になれるRPG
本作は過去の「ファイナルファンタジーシリーズ」とは雰囲気が異なって感じられる可能性があると思います。
まず大きいのはパーティーメンバーが全員男性であり、メインのパーティメンバーが女性がいない点。そして、主な移動手段は自動車であり、実際にフィールド上を車に乗って移動するシーンが多くということ。
そういう意味では、冒険をしているというよりは旅をしているような感覚になる可能性が高く、人によってはRPGらしさを感じられないかもしれません。
実際にサブクエストで特定の場所で写真を撮るといったものがあるため、どうしても仲のいい男同士での旅行といった雰囲気が存分に感じられるでしょう。
でも、個人的にはそういった部分は逆に新鮮で、結果的には面白かったと思います。
旅を通じてのメンバー間の友情、不和といった部分がかなり細かく描かれていたように感じられるため、それぞれのキャラに対してかなり焦点が当たっていたと評価できます。
メインストーリー自体はあまり長くないものの、サブクエストの量が非常に多く、とても全部はこなせないと感じられるほどの量があります。
だから、全体のボリューム的にはRPGとしてはかなり多い方と言えるかもしれません。