火星に置き去りにされた宇宙飛行士のサバイバルストーリー
『エイリアン』のリドリー・スコット監督が、名優マット・デイモンを主演に迎えたSF映画です。有人探査船で火星探検に向かったアメリカ調査隊のメンバーの1人のマーク(マット・デイモン)が事故に巻き込まれ、残りのメンバーはマークが死亡したと思い、葬儀を行います。しかしマークは死んではおらず、生き延びていたのです。ただ1人、火星に置き去りにされたマークは過酷な環境の中でなんとか生き残ろうと、知恵の限りを尽くします。幸いマークは植物学者だったので、火星の土やクルーたちの排泄物などを活用して、ジャガイモを栽培して、食料を確保。人工的に水を作り、生存のための環境を整えていきます。しかし問題は、当面は生き残ったとしても地球との連絡手段がないため、帰還できないということでした。しかし、アメリカ航空宇宙局のスタッフが火星の映像を見ていたときにソーラーパネルが動いているのを発見し、マークが生きていたことを知ります。しかし他のメンバーがマークが生きていることを知ると動揺して、ミッションに悪影響を及ぼしてはいけないと思い、マークの生存を伝えないことにするのです。そんな中、マークは苦労して火星に送られていた無人探査を使い、地球との交信を図ります。火星でただ1人、どうやって生き延びるかというサバイバル物語でワクワク、どきどきしながら楽しめる映画です。