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石原さとみさんの役作りに注目
石原さとみさんが出産後に初出演となったことでも注目されている「ミッシング」ですが、監督である吉田恵輔監督からは「華がありすぎて苦手だ」と、数年前に出演を1度は断られたことがあるそうです。
しかし今回、失踪した娘を探すことだけを思い、自分のことにはなりふりかまわず必死に生きる姿を演じる必要があり、ボサボサの髪にするためにわざとボディソープで髪を洗い、疲れた肌み見せるために肌の手入れもせず、石原さとみさんもちまえの華やかさを消す努力をされたそうです。
物語は失踪した娘を探すために必死に生きる夫婦がメインとなる話ですが、被害者家族でありながら母親への誹謗中傷がひどく、それでも負けずに、ひたすら娘を思い、必死で娘を探すために生きていく姿がただただ印象に残りました。
犯人はだれなのか?娘はどのように失踪しのか?そして身の安全はいかなるものか?
映画の内容も気になるところですが、それだけではなく、これまで明るく華やかなイメージが強い石原さとみさんが、この映画でどれだけ変わったイメージを演じるのか、注目が集まる作品ともなっています。ネタバレになりますが、ラストは観る人たちの気持ちが晴れやかになるものではなく、ただモヤモヤした気持ちが残るままになりました。1つの作品としてはラストの内容ではなく、キャストの演技が素晴らしい作品だと思いました。