WurtS / ワーツ

WurtS(ワーツ)とは、日本の音楽ソロアーティスト。作詞、作曲、編曲だけでなく、映像制作も手掛ける。21世紀生まれ。
2020年からTikTok、YouTubeにて実験的にカバー曲やオリジナル曲の投稿を始め、若者を中心に徐々に注目を集める。2020年11月にアルバム『資本主義の椅子』を自主リリース。主要音楽ストリーミングサービスのランキングにて上位を記録し、TikTokユーザー以外からも注目を集める。2021年に自主レーベル兼プロジェクト「W’s Project」を設立。本格的な活動を開始し、同年1月にTikTokにて投稿したサビのみのオリジナル曲「分かってないよ」が1ヶ月で100万回再生を達成するなど、大反響を呼ぶ(後にフル版も公開)。3月17日には1st Digital EP『檸檬の日々』をリリース。3月21日、年齢が近く、同じく音楽ソロアーティストとして活躍するVaundyが「WurtSは売れるぞ」とツイート。更に注目を集めることとなる。
その後もTikTok等の動画配信サービスや音楽ストリーミングサービスを中心に活動。Ito(PEOPLE 1)をゲストヴォーカルに迎えた楽曲「リトルダンサー feat.Ito (PEOPLE 1)」がトヨタ自動車「カローラシリーズ」のCM曲に起用された。その他も企業への楽曲提供など、活動の幅を広げている。

黒猫のレビュー・評価・感想

WurtS / ワーツ
9

バンドでもクラブでもいける音楽

2021年ごろから活動を始めているWurtS。作詞作曲はもちろんアートワークなども手掛け、セルフプロデュースするスタイルで、「21世紀型のミュージシャン」とも言われている。
楽曲も基本的にはクラブミュージックのように、歌って踊れるポップな聴きやすいものが多いが、中にはメロウで夜にピッタリの楽曲も多い。
例えば「エヴォリューション」はもちろん、「SF東京」は人気曲で都会的な雰囲気のする曲。どちらもそこまでアップテンポではないが、リズムに体を任せられる丁度いいテンポの曲といった感じだ。
また「分かってないよ」は、ファンの中では定番の曲とも言える一曲でアップテンポでライブでは1番盛り上がる。
個人的には、どの曲も聴きやすいテンポでラジオで聴いて一気にファンになった。

音楽活動も研究活動の一環としているのがWurtsという独特の世界観を作り上げているのだろう。活動を通して得た利益は、医療活動やマイノリティの人々の支援にあてるのだそうだ。
WurtSは1人だが、実際のライブではバンドを組んで演奏しておりメンバーとは良い雰囲気で活動している。
中でも目立つのが、DJのウサギで中々重要なポジションに位置している。ライブでも彼が果たす役割は大きい。
音楽だけではなく、音楽を通した研究・活動を展開するというのが21世紀型ミュージシャンと言われる所以ではないだろうか。今後も活躍が楽しみだ。