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なにかを頑張ろうと思える漫画
王道のヒーロー漫画で、とてもおもしろいです。全体的にテンポが良く、先が読めない展開が多いです。キャラクターたちの努力や友情に心を動かされ涙することも多いですが、オールマイトのギャグ要素にはクスッと笑ってしまいます。
主人公の出久だけではなく、出久のクラスメイトや先生、その他のキャラクターなど、メインキャラ以外の活躍も多いのがこの漫画の魅力だと思います。キャラクターそれぞれが個性という超人的な能力を持っていて、1人ではパッとしない能力でも仲間と一緒だと魅力的な能力に変わることもあります。敵の能力をコピーして味方が有利なように戦況を進めたり、 催眠術をかけて嘘がバレないようにしたりと、この個性はこうやって使うんだと驚く場面がたくさんあります。しかし個性が敵に取られて使えなくなってしまったり、あるキャラは命を落としてしまったりと、切なく泣けるシーンもあり、気持ちの振り幅が大きいので読んでいて飽きません。
さらには味方ではなく敵なのに同情や共感など感情移入をすることも多いです。見た目のことで傷つけられて悪者になった敵や、世間の「普通じゃない」を押し付けられて人間に敵対するようになった少女などがいて、周りの人間がその人を大切にしていれば悪者になることはなかったのにと切なくなります。
笑いあり涙ありで1度読むととまらない作品なので、ぜひ読んでみて下さい！