バンドに興味なくても楽しめる!コミカルでハートフルなガールズバンドアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』
今回紹介するのは『ぼっち・ざ・ろっく!』です。ネタばれ部分はカットして、作品のレビュー及び見どころを紹介します。
本作はぼっちこと後藤ひとりと、他主要キャラクターの3人が4人組ガールズバンド「結束バンド」を結成して、音楽活動に取り組むアニメです。
ぼっちは内向的で友達ができず、かといって多くの人に囲まれて褒められたい承認欲求も持っている所謂「陰キャ」な女子高生。音楽番組で自分と同じような境遇だった売れっ子ギタリストを見て、触発されるがままに独学で凄腕ともいえるスキルを磨くなど、努力家な一面もあります。
そんなぼっちに「結束バンド」のドラマー伊地知虹夏が偶然声をかけたことから、ぼっちのバンド人生がスタートします。
メンバーがドン引きするほど、陰キャ特有のコミカルな振舞いを見せるぼっち。そんな彼女をいじりつつもフォローして、彼女の実力を引き出そうと頑張る「結束バンド」の姿は、面白くもあり微笑ましく、見ていて飽きません。
また、ぼっち以外のバンドメンバー、虹夏、山田リョウ(ベース)、喜多郁代(ギター&ボーカル)もぼっちに勝るとも劣らない癖のあるキャラクターです。
時に彼女たちがぼっち以上の問題行動を起こすなど、誰がやらかすのか分からない予測不能な展開も魅力で、気が付いたらついつい全話試聴してしまう中毒性がありました。
自分はロックバンドに詳しくありませんが、登場人物の個性的なキャラクターが織りなすコミカルなストーリーにすっかり魅入られました。
コミカルな作風の一方で、周囲の登場人物が陰キャ主人公ぼっちを優しくフォローするハートフルな魅力も詰まった作品のため、ほのぼのとした作風のアニメが好きな人には是非おすすめしたいです。