オデッセイ / The Martian

オデッセイ / The Martian

『オデッセイ』は、2015年にリドリー・スコットが監督を務めたアメリカ映画。原作は2011年に出版されたアンデイ・ウィアーのヒット小説『火星の人』。
過酷な状況に置かれながらも人間性を失わず、生存の危機に立ち向かう宇宙飛行士。そして、彼を助けようと奮闘する人々を描いた。NASAが全面的に協力し、惑星科学部門の責任者、ジェームズ・グリーンが科学技術面のアドバイザーとして雇用されている。

lovedaisymaniaのレビュー・評価・感想

オデッセイ / The Martian
10

火星でひとりぽっちだけどひとりじゃない

マット・デイモン主演のオデッセイ。すごく良かったです。もう3回も見てしまいました。
火星を探査中だった宇宙飛行士たちが、天候悪化で火星を脱出する過程でマット・デイモン演じるマークが吹き飛ばされてしまい、探すこともできず、1人取り残されてしまいます。ここから、彼の壮大な挑戦が始まります。このマークは植物学者ですが、何でもできます。ケガも自分で治せるし、機械を修理することもできます。植物学者の知識を活かしてジャガイモを栽培し、それで命をつなぎます。一方地球では、マークが生きているとわかってから様々な人が色々な知恵を出し合い、マークを救うために動きます。マークとチームだった宇宙飛行士たちも、マークを助けに行けば地球への帰還が1年延び、下手をすると彼らの命も失いかねないミッションに挑みます。
マークを救うためにたくさんの人が自分の何かを犠牲にして動くことに心が動かされました。また、暗い印象の話になりやすい設定だと思いますが、終始明るく、悲観的にならないところも良かったです。劇中で流れる音楽も少し昔のディスコミュージックだったりして、楽しめました。マークを演じたマット・デイモンの演技力も素晴らしかった。とにかく、元気が出る映画なのでぜひ見てほしいです。