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誰の助けにもなる映画
パニック障害がある男性とPMSがある女性が同じ職場で働いており、助け合いながら仕事をやり遂げる物語です。PMSの症状は共感するところもあり、またPMSがなかなか理解されないものであることもリアルに描かれていて良かったです。
自分でコントロールすることができないのに理解されにくい病気を持つ人々の苦しみにも触れ、人に優しく生きていこうという気持ちになります。
また「夜明けのすべて」では、男女でありながら、恋人でもなく友達でもなく、ただ助け合う存在になっていきます。その関係性は私に新しい感覚をもたらせてくれました。
混沌とした世の中で、なにかと闘って生きているような気持ちになったりと、気を張って生きる人が多い中で、無理せず自分にあったペースで、少しずつ前に進んでいければいいのかも、という気持ちにさせられる今作。見終わったときには、明日を迎えることが少し楽になったような気持ちになりました。
また職場の周囲の方々もとても優しく素敵な人々が登場します。作品全体の暖かい雰囲気も、とても良かったです。
景色の描き方やBGMも含めて全体的に、とても心が落ち着く良い作品だと思いました。
世界中の人々全員におすすめできます。