sumika / スミカ

sumika / スミカ

sumika(スミカ)とは、日本の4人組ロックバンド。メンバーは、ヴォーカル・片岡健太、ギター・黒田隼之介、ドラム・荒井智之、キーボード・小川貴之。アコースティック形態のsumika[camp session]として活動する場合もある。
2013年5月17日に結成。2013年10月16日、1stミニアルバム『新世界オリハルコン』を発売し、その後も順調に活動を行っていた最中、2015年5月にヴォーカルの片岡健太が体調不良により活動を休止することを発表。活動休止中も片岡以外の3人で精力的に活動を続けた結果、同年11月28日の渋谷Egg Manにて開催されたフリーワンマンライブで活動を再開。このライブの応募には定員が320人にも関わらず、2000人を超える数の応募があった。
2016年3月9日には1stシングル『Lovers / 「伝言歌」』をリリース。オリコンチャート最高15位というスマッシュヒットを記録し、続いて2016年5月25日には4thミニアルバム『アンサーパレード』を発表。同アルバムのリリースツアーは全公演ソールドアウトを記録している。
バンド名の由来となっている、「様々な人にとって住処のような場所になって欲しい」という願いの通り、優しく、聴く者を勇気づけるサウンドと歌声が特徴である。

makotog7のレビュー・評価・感想

sumika / スミカ
10

多様なジャンルと魅力的な歌詞で心打たれるバンド

sumikaは、片岡健太(ボーカル)、黒田隼之介(ギター)、荒井智之(ドラム)、小川貴之(キーボード)のメンバーで構成された4人組ロックバンドです。
キャッチーで温かみのあるメロディと深い歌詞が特徴。また、なんといってもジャンルの幅広さ。ポップからバラード、ロックとさまざまな楽曲を作成しており、とにかく飽きずに楽しめます。
ボーカル片岡健太の透明感ある歌声は、力強くも時に切なさを表現し、聴いていると心に染みるときが多々あります。
代表曲である「フィクション」や「ファンファーレ」は、アニメの主題歌としても使われており、幅広い層からも人気を得ています。
sumikaの音楽は、その時の感情や状況を見つめ直すきっかけを与えてくれたり寄り添ってくれたりします。上述した有名曲はもちろんですが、「アルル」や「オレンジ」といったマイナー曲も例外ではありません。特に「アルル」の「無力と微力の違いをお守りにして」や「靴紐結んだ両手を信じたら雑音は消えるよ」という歌詞には、頑張っている人の背中を押してくれるsumikaらしい深みのある表現となっていて感銘を受けました。本当に「生活のBGM」としてピッタリだなと思います。
また、ライブも大きな魅力の1つ。エネルギッシュかつ一体感のあるパフォーマンスは観客を巻き込み一体感を生みます。