アツい試合展開・桜木の成長・名シーン…ずっと読んでいたいストーリーが魅力
『スラムダンク』がおもしろい理由の1つとして桜木の成長が挙げられます。
物語はバスケのルールも知らなかった主人公、桜木がひょんなことから弱小校「湘北」に入部するところから始まります。ここから試合を繰り返す展開になりますが、試合の1つ1つがとにかくアツい。
漫画では1試合大体3~4巻分くらいありますが、まったく長さを感じないほどの展開が繰り広げられるので、逆に「もっと見ていたい!」という気になってしまうほどです。
桜木の成長にも目が離せません。
最初は何もできなかったのに練習を重ねてドリブル、レイアップシュート、ジャンプシュートなどのスキルを習得していきます。
そして、この地道な練習の成果が試合で決まるシーンが数多く描かれているのですが、これがまたテンションが上がるのです。
桜木は短期な性格のため練習を何度も投げ出そうとしますが、その度、周りの人間に助けられなんとかこなしていきます。
そうやって苦しい思いをしながら身につけたことが読者にはわかるから、試合で点が決まると思わず「ヨシッ!」とガッツポーズをしてしまうほどアツくなれるのです。
作中の最後の試合、最後のシーンは涙なしでは語れないほどに、積み重ねてきた努力がモノを言うことが描かれています。
『スラムダンク』の魅力は読んでみないとわかりません。あのおもしろさ、感動を味わえるなんて、初読の方が羨ましい限りです。
これから読まれる方はどうぞこの世界にどっぷり浸かり楽しんでください。