辛くなるがつい読んでしまう漫画
ある日、不良グループにイジメの標的にされてしまった主人公。
母には心配をかけたくないという思いから主人公はイジメにあっていることを隠してしまいます。私にも子供がいるので親目線で言いますが、このタイミングで抱え込まないで相談して欲しかったですね。
唯一の味方であった親友が不良グループの下っ端から暴行を受け、顔中傷だらけに。主人公は自分のせいだと責任を感じてしまいます。「チクったら殺すぞ」のひとことに怯え、誰にも相談できないままイジメは日を追うごとにエスカレートしていき、ついには自宅にまで押しかけられます。
そこで、幼い頃から兄弟のように暮らしてきたペットの猫を殺されてしまいます。
このシーンは本当に心が痛みました。
ペットが死んだのも自分のせいだと思い込んでしまい、ついには自殺を決意。読んでみたら分かりますが、あそこまで追い込まれたら誰でも自殺を考えてしまうでしょう。
母からの電話で自殺を断念し、このまま死んだら悔しいと思い改め不良グループに復讐をはじめます。
暴力に対し暴力で返すのはよくないのかもしれませんが、あそこまでの仕打ちを受けたのなら自分自身で裁きたくなる気持ちも分かります。
自分ならどうしたか、どうすべきだったか、深く考えさせられる漫画でした。