人生のヒントとして
物書きになろうと思って読んだ作品です。
絵は描くことでしか磨けないし、文章は書くことでしか磨けないですよね。
筆者が思うに、学部卒の人間がもう1度学校に行く必要はあまりないような気がします。とはいえ、必要には必要だとは思います。
では、どうやって成長していくのか?
それは、「受験でどのような技能を求めているのか」と、「その受験を突破していくのにどうすべきか」の2点を理解し、実践していくことで必要な技能が磨けるのではないかという仮説です。
本作は、東京藝大を受験するお話(少なくとも前半はそういう話)です。
ファンの方には申し訳ありませんが、ストーリーやそこで起こることは、情報としては、あまり必要ではありません。
それよりも、そこでやること教えられていることを少しでも理解して実践していくことで、微々たるものかもしれないが技能を得ていこうと考えることができます。
文系学部卒の筆者のような人間が物書きになろうと思ったときに、必要な技能の身につけ方は様々だとは思いますが、1つのヒントになる漫画だと思います。
人生の突破するヒントと言い換えてもいいかもしれません。
少々大げさではありますが、人生を変えるのが青春期の受験であるとするならば、あるいはそう言えるのかもしれません。