何回観ても飽きない作品
子供のころから『天空の城ラピュタ』を何度も観ているけど、最初観たときはまだ小さかったから内容がわかりませんでした。でも何度も観ていくうちにその魅力に心を奪われていき、エンディングのときには涙するぐらいになりました。
好きなシーンはいろいろありますが、オープニングも好きなシーンの1つです。オープニングでラピュタができるきっかけから崩壊までの流れがわかります。オープニングから物語は始まっているのを知ったとき、衝撃でした。
宮崎監督は本当にすごい。
さらにこの作品は、とても深い意味も込められているんだと思います。発達した科学によってラピュタは造られました。科学で造られた城なので、便利な生活ができたのかもしれないですが人々は、そんな発展した城を捨てて地上に降りてきます。
物語で出てきたラピュタは木に幹で覆われいて、かつてのラピュタの姿ではなくなっていました。最後の方のシータが、「土から離れては生きていけないの」というのはすごく印象的です。どんなにすごい技術があっても人間は土から離れて生活をすると、何か支障が出てくるんでしょうね。私たちの生活も便利になっていますが、自然をないがしろにしていないか、自然は人間にとって大切だということを宮崎監督がこの作品をとおして訴えているような気がします。