原作読者は有無を言わさず見に行け!未読な者も見に行け!打ち震えろ
秦国が誇る天下の大将軍、戦国最強の武将王騎がついに戦場に帰還した。
王騎はその名声の現すまま、鎧袖一触の勢いで敵対する趙国の軍勢を打ち破るが、その夜突如、現れたのは自らを武神と称する謎の男・龐煖。
主人公信の率いる部隊は龐煖一人になすすべもなく敗れ、信、そして副長の羌瘣も龐煖の前に倒れ伏す。
映画はここから始まり、その興奮はとどまることなく衝撃のラストまで突っ走る。漫画版のクライマックスのひとつが、原作そのままに実写として完全再現されていた。
映画を観た感想は「大沢たかお(王騎役)腕ふてええ!演技うめえええええ!」「山崎賢人(主人公、信役)の表情やべえ!」「てか、龐煖役、誰かと思ったら吉川晃司かよ!アクションシーンうますぎだろぉ!」等々。興奮しっぱなしだった。
率直に面白い。
やはり原作に忠実に、というのは強い。原作のシーンはほぼほぼ取りこぼさずに実写化されていたと思う。
漫画のイメージに、実写の映像、環境音が上乗せされて、より強く情景が描き出されていた。
個人的に残念なのは田有が実写版にいないこと。原作読者としては田有ってひそかに羌瘣に恋慕してるのではとか思っているので、そのくだりがないのが残念だった。
そして多分、唯一だと思うのだが、原作になくて実写版にのみ盛り込まれているシーンがあった。
個人的にはここも良かったポイントで、いい伏線回収だと思った。