Creepy Nuts / クリーピーナッツ

Creepy Nuts / クリーピーナッツ

Creepy Nuts(クリーピーナッツ)とは、日本のヒップホップユニット。メンバーは、日本最高峰のMCバトルULTIMATE MC BATTLE GRAND CHAMPIONSHIPで史上初の全国3連覇を果たしたラッパー・R-指定、世界最大規模のDJ大会「DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPS 2019」で優勝したトラックメーカー・DJ 松永。
DJ 松永のキャッチーなトラックと、R-指定の豊かな言語能力から繰り出されるラップが特徴であり、その楽曲は従来のヒップホップファンのみならず、幅広いリスナーを獲得している。
Creepy Nutsのみの活動だけでなく、菅田将暉と連名で発表した5thシングル『サントラ』、Ayaseや幾田りらとコラボした11thシングル『ばかまじめ』など、多数のアーティストとコラボレーションを行なっている。
音楽活動だけでなく、ニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』など、ラジオやテレビをはじめ数々のメディアに出演するなど、多方面に活動している。

uguisu1614のレビュー・評価・感想

Creepy Nuts / クリーピーナッツ
10

初めて2軍のハートを掴んだラッパー

Creepy Nutsは日本を代表するHIP-HOPユニットです。私がCreepy Nutsの魅力として挙げたい点は3つあります。
1つ目は、楽曲の多彩さです。HIP-HOPは一般的にタイアップされにくいジャンルでめったに起用されることはありません。ですが彼らが作る楽曲はゴリゴリにラップを聴かせるものから、決まったメロディラインをなぞるものまで多様で、その多様さはアニメ主題歌やドラマ主題歌、またはお笑い番組や芸人のテーマとして使われるなど、むしろ他のジャンルよりも広く起用されていることが証明しています。
2つ目は、2人のスキルの高さです。HIP-HOPはゴリゴリのラップをしないラッパーに対して風当たりが強いジャンルでもあるのですが、MC担当のR指定は数々のMCバトルで優勝をしてその実力の高さで黙らせることに成功しました。DJの松永も、DJの世界高いで優勝するなど誰にも文句を言わせない実績を持っているため、楽曲だけでなくスキルの面でも抜きん出た存在なのです。
最後に3つ目は彼らのセルフブランディング力の高さです。ラッパーは通常己をカリスマとして他を下げて自分をアゲる手法を好みますが、彼らはいったん自分をモテないとかビビリの面とかを前面に出した上で勝ち上がっていくことで、HIP-HOP好きだけでなく、学校で立場の弱かった人達にも親近感を生んで支持されるようになっていきました。だからこそ彼らはドラマのタイアップでもアニメのタイアップでも支持され続けるファン層を獲得しシーンでのポジションを確固たるものにしていったのです。
以上の3点をもって、Creepy Nutsは人気を確かなものとし、更にまだまだ伸び続けています。HIP-HOPをあまり聴かないという方も、タイアップになっている楽曲を中心に聴いてみてほしいです。どれかは刺さる曲が見つかると思います。