科学(化学)に1ミリも興味ない人に観て欲しいアニメ
設定が突拍子もないし、色々ご都合主義で物語は進んでいきます。でもでも、是非とも、文系人間に観て欲しいです。身の回りの、ありとあらゆる物が、実は単純な1品1品で構成されており、その地道な積み重ねが魔法のような現代社会を形作っていたんだな、と驚かされます。科学(化学)に疎ければ疎いほど、科学(化学)は魔法みたいに色々な問題を解決してくれると思ってしまいがちです。でも、この作品を観ると、本当にとるに足らない物、身の回りの物で、私たちの「便利な文明機器」を作れることに驚かされます。何だか、自分でもスマホやレコードが作れるんじゃないかと思わせてくれます。
でも、作品内に溢れる科学(化学)知識だけに捕らわれてはいけません。実は、人間社会における、心理学的な知識や、環境問題も盛り込まれています。いざというとき、自分を助けるのは培った知識なのだということを、改めて思い知りました。
でも全体的にはコミカルで、ハリウッドばりのご都合主義の展開なので、気楽に観ることができます。「次回、どうなるんだろう?」というよりは、毎回「へえ~!」と感心させられる作品です。
既に第3期まで作成されており、期を重ねるに連れOP・EDも名の知れたアーティストが担当するようになっていくあたり、かなり売れ筋のアニメなのだと思います。