ワタシが私を見つけるまで

ワタシが私を見つけるまで

『ワタシが私を見つけるまで』(原題:How to Be Single)とは、2016年のアメリカのロマンティック・コメディ映画。リズ・タシーロの小説『ひとりな理由はきかないで』を原作にしている。監督はクリスチャン・ディッター、出演はダコタ・ジョンソン、レベル・ウィルソンなど。同棲していた恋人と別れた女性が、新しい生活の中で恋愛、姉の出産、友人との喧嘩などを通して、自分を見つけていく物語である。日本国内で劇場公開されず、2017年にDVDがリリースされた。

hachisyuのレビュー・評価・感想

ワタシが私を見つけるまで
8

アラサーが共感しまくりの庶民派SEX AND THE CITY!!

30代以上の独身女性なら「ウンウン」と思わずうなずいてしまうほど、共感しまくりの映画、「ワタシが私を見つけるまで」。

彼氏と距離を置いたつもりが振られてしまう主人公アリスや、好きで独身を謳歌するフリをするメグ、毎晩違う男とパーティーを楽しむロビン、そして婚活に一生懸命だけどなぜか空振りするルーシーの4人の女性がそれぞれの幸せを見つけていくストーリー。
一見、『SEX AND THE CITY』のような雰囲気も感じますが、SEX AND THE CITYがセレブならこちらは庶民的な感じ。舞台はNYですが、どこにでもいるごく平凡な女性たちの恋愛における心の葛藤が描かれています。

この映画の面白いところは、歯に衣着せぬロビンの物言い!彼女の自由で誰からも縛られない心が、独身ってこんなに楽しいものなのか!と気付かせてくれます。
時に男の理不尽さに呆れながらも切ない気持ちになったり、アラサー独身女性が抱える悩みユーモアたっぷりに描かれたこの作品は、恋に仕事に一生懸命、だけどなぜかうまくいかないと、悶々とした日々を過ごす女性にぜひ見てほしい作品です。

観終わった時には、幸せの形は人と違っていいし、誰もが結婚や出産をしなければいけないわけじゃない。シングルならシングルなりの、今を楽しむためにワタシは私でいい、ときっと晴れ晴れとした気持ちに変わっていることでしょう。