お前はもう読んでいる
『週刊少年ジャンプ』に1983年から1988年まで掲載された作品。原作・武論尊。漫画・原哲夫。
世紀末に核戦争が起き、文明社会が失われ暴力が支配する弱肉強食の時代となった。そんな世の中に一子相伝の暗殺拳北斗神拳伝承者ケンシロウが現れる。相手の秘孔をついて倒す北斗神拳。「お前はもう死んでいる」そのセリフを聞いた後、内部から爆発したように破裂して死んでいく最強の暗殺拳だ。北斗神拳伝承者ケンシロウは、愛するユリアと旅に出るが、南斗の使い手シンにユリアを奪われてしまう。自分の心の弱さを知り、弱さを怒りに変えてケンシロウは変わった。そして、弱者の涙を笑顔に変えるため救世主として戦っていく。北斗の宿命に導かれ、南斗鳳凰拳の使い手サウザーとの闘いや、乱世をとなえる強敵(とも)との闘いでケンシロウは悲しみを知る。悲しみを知ることによりケンシロウは、北斗神拳最高奥義「無想転生」を手に入れろことができた。そして歴代最強の伝承者となり、真の救世主となっていく。
ケンシロウは、まさにヒーローである。強くて優しいケンシロウは誰もが憧れてしまうだろう。そして、悲しみを知ることにより最強の男になることができる。まるで人生訓のようなこの作品をぜひ読んでみて欲しい。