リビルドワールド

リビルドワールド

『リビルドワールド』(Rebuild World)とは、ナフセによる日本のライトノベル、およびその元となったオンライン小説である。先史文明の滅亡から再構築された世界を舞台に、スラムの少年とバーチャルな美女によるハンター稼業を描くSFサイバーパンク作品である。2017年2月より、日本の小説投稿サイト「カクヨム」や「小説家になろう」にて連載を開始(Web版は「非公開」というペンネームを使用)。2019年5月からはWeb版を大幅に改稿する形で、電撃の新文芸(KADOKAWA)より書籍版の刊行が開始された。書籍のイラストは吟、世界観イラストはわいっしゅ、メカニックデザインはcellが担当している。また、メディアミックスとして綾村切人によるコミカライズ版が『電撃マオウ』(KADOKAWA)にて2019年9月号から連載されているほか、テレビアニメ化の企画も進行している。
物語の舞台は、高度な科学技術を誇った「旧世界」の文明が滅び、長い年月が過ぎた時代。旧世界の遺跡から発掘される超高度テクノロジーの遺物は高値で取引される一方、遺跡には自律兵器などの危険なモンスターが徘徊していた。それらの危険を冒して遺物を持ち帰り、一攫千金を狙う者たちは「ハンター」と呼ばれている。クガマヤマ都市のスラムで過酷な日々を生きていた孤児の少年アキラは、現状から抜け出すために駆け出しのハンターとなり、貧弱な装備のまま自殺行為ともいえる覚悟でクズスハラ街遺跡へと足を踏み入れる。
そこでアキラは、自分にしか感知できない拡張現実(AR)のホログラムとして現れた、謎の美女アルファと出会う。アルファはある目的を果たすための協力を条件に、アキラを一流のハンターに育てるという契約を提示。契約を結んだアキラは、アルファがもたらす旧世界の知識や高度な演算サポート、戦闘支援を得ることで、幾度もの死線を潜り抜けながらハンターとして急速に頭角を現し、過酷な世界でのし上がっていく。

geo1131x1のレビュー・評価・感想

リビルドワールド
10

超高度文明の遺産を求め成りあがるスラム孤児の軌跡を見逃すな!

サイバーパンクな世界は好きですか?
超高度な文明が栄えているのに一転して超貧民街が強大な都市を取り囲む構図、夜はネオンが輝き、陰謀がうごめき、誰かが死んで、伝説となる。そしてまた、伝説になるためにまた立ち上がる者たちが後に続く。クールでしびれるこの世界観、これがたまらないです。
この『リビルドワールド』はそこに一味違うスパイスが入ってきます。この世界には旧世界と呼ばれるかつて栄華を誇った超高度文明が存在したのです。倫理観の欠如により、滅んでしまいました。
しかし、かつての旧世界の都市は遺跡として残り、旧人類が滅んだ後も超高度AIが都市の機能を維持し続けています。つまり、旧世界の技術を持って作られた遺物がまだ残っているのです。新人類はそれを求め遺跡に乗り出しました。しかしそこには、かつての実験生物が繁殖したり、防犯機能が暴走し人を殺害するまでに至った危険な機械生物がはびこり、並の人間では到底生きて異物を持ち帰ることができません。そこで能力を生かし、運も使い、旧世界の遺物を持ち帰ることを職業とした者たちを「ハンター」が活躍します。
主人公アキラはスラムの孤児出身ながらも、どうせこの場で野垂れ死ぬくらいならハンターになろうとたった1丁の拳銃を手に、遺跡に向かいます。そこで彼は運命の出会いを果たすのです。

そこから始まった彼の成り上がりの物語。彼はこのままサイバーパンクらしくありきたりな伝説となるのか。それともまた別の結末をたどるのか。目が離せません。是非とも呼んでほしいマンガです。