烏は主を選ばない

烏は主を選ばない

『烏は主を選ばない』とは、阿部智里の和風ファンタジー小説「八咫烏(やたがらす)シリーズ」の2作目、およびそれを原作とする漫画、テレビアニメ作品である。人の姿をした八咫烏が支配する世界「山内(やまうち)」を舞台に、次代の后選びがきっかけで巻き起こる事件や陰謀を、緻密な世界観の元に描き出しているのが魅力。2012年に原作の小説本が発売されたのに続き、2018年に漫画家・松崎夏未によりコミカライズされ「コミックDAYS」での連載がスタートした。2024年にはNHKでテレビアニメ化されている。

machinosyokag6のレビュー・評価・感想

烏は主を選ばない
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大人気ファンタジー小説がアニメ化!『烏は主を選ばない』を紹介

2024年4月からNHKで放送されているアニメ『烏は主を選ばない』。同作は、2012年6月より文藝春秋で刊行された和風ファンタジー小説『八咫烏シリーズ』の1作で、漫画・小説共に読者の心を掴んだ人気シリーズ。日本神話に通じる世界観のため、壮大ながらもどこか馴染みがあってとっつきやすく、多くの人から愛されている作品です。
人間の姿に変身することが出来る「八咫烏」が生きる異世界・山内では、平安時代のような生活様式が取られていて、人々は朝廷によって統治されています。
平安時代でいう帝に当たる「若宮」の元へ東西南北の4人のお姫様たちが妃候補として宮殿に移り住み、誰を妻に娶るのかという側室たちのドロドロとした争いはもちろん、時には後目争いによって継母や兄との確執で若宮が命を狙われたり、東西南北にある有力貴族の政治や身分違いの恋が生まれたりするなど、至る所で絶え間なくドラマが生まれています。
若宮の側仕えとしてその人についた雪哉が若宮の元で働きながら、事件や政治に巻き込まれていく様子を見ていると、どの姫が若宮の妃となるのか、若宮は無事に金烏の座に着くことができるのかと、ハラハラドキドキさせられます。キャラクターたちも個性豊かで全員魅力的なので、ぜひ視聴してみてください!