テレビアニメ版"未視聴者"も"既視聴者"も楽しめる「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:」!製作陣の作品リスペクトは健在!!
2022年秋にテレビアニメ版(以下アニメ版)がネットで話題になってから早くも1年半。総集編ということで劇場版として帰ってきました!
アニメ版8話までの内容が約90分凝縮されており、アニメ版や原作にこだわりが無い人から見れば全体的な流れが分かるので、始めてみる人も安心です。
また、アニメ版を見ている層から見ても劇場版の音響でライブシーンを楽しむ事が出来るので、満足がいくのではないでしょうか。
アニメ版では各製作陣の作品リスペクトにより話題になりましたが、劇場版の新曲が2曲あり、どちらの曲も手掛けているのはアニメ版でも話題となった製作陣。
原作では主人公の「後藤ひとり」が作詞しているという設定ですが、彼女の「ネガティブ寄りの歌詞」が今回も見事に反映されています。
オープニング曲「月並みに輝け」はテレビ版オープニング「青春コンプレックス」と同じコンビで、作詞:樋口愛さん・作曲:音羽-otoha-さん。「青春コンプレックス」では作中で主人公「後藤ひとり」が所属する事になる「結束バンド」に入る前の心境が綴られていたが、「月並みに輝け」では丁度本作品で語られる近辺の心境が綴られており、作品リスペクトは健在です。
エンディング曲「今、僕、アンダーグラウンドから」の作詞作曲は北澤ゆうほさん。アニメ版では8話から11話のエンディング曲「何が悪い」の作詞作曲を担当。ボーカルが違う(何が悪いは伊知地虹夏がボーカル)ので視点も変わっていると思いますが、タイトルを見ただけでリスペクトを感じます。もちろん歌詞からも感じられますよ。
☆を8とした理由ですが、
1.ライブシーンは1曲位フルで聞けるかと期待していた点
2.上映館の音響システムによって体験が変わってしまう可能性
がありマイナスさせて頂きました。
やはりアニメ版最終話のシーンを見たいので後編も見に行きます!